(第1部:資本の生産過程/第1篇:商品と貨幣/第3章:貨幣または商品流通/第3節:貨幣)
~蓄蔵貨幣形成の衝動は、その本性上、限度を知らない~
それはなにより、貨幣がどの商品にもすぐに転化されうるという性質をもっており、「素材的富の一般的代表者」というその形態からして、無制限であること、しかし、一方で、現実の貨幣というものは量的な制限をうけているので、それ自体としては「素材的富の一般的代表者」という効力を制限されている購買手段であること、による。この「貨幣の量的制限と質的無制限性とのあいだの矛盾」が、貨幣蓄蔵者に絶え間ない、貨幣の蓄積衝動を呼び起こす。
http://kyawa.no-ip.info/capital/vol1/ch03/sec03.htm
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