2007年11月28日水曜日

資本論を読む

(第1部:資本の生産過程/第1篇:商品と貨幣/第3章:貨幣または商品流通/第3節:貨幣)

~蓄蔵貨幣形成の衝動は、その本性上、限度を知らない~

それはなにより、貨幣がどの商品にもすぐに転化されうるという性質をもっており、「素材的富の一般的代表者」というその形態からして、無制限であること、しかし、一方で、現実の貨幣というものは量的な制限をうけているので、それ自体としては「素材的富の一般的代表者」という効力を制限されている購買手段であること、による。この「貨幣の量的制限と質的無制限性とのあいだの矛盾」が、貨幣蓄蔵者に絶え間ない、貨幣の蓄積衝動を呼び起こす。

http://kyawa.no-ip.info/capital/vol1/ch03/sec03.htm

0 件のコメント: